みなさん、立甲ってご存知ですか?
知りませんよね、私も知ったのは最近です。
ネット上で検索しても3,4件しかヒットしないぐらい知られていません。
甲は肩甲骨のこと、つまり肩甲骨を立てるということです。
??
まだ何のこっちゃ?ですよね。
肩甲骨は胸郭の筋肉の中に浮かんだように存在し、上腕骨の動きに合わせて動きますが、それは胸郭に沿った動きです。
つまり、ほぼ平面上をスライドする動きです。
でもまれに肩甲骨を羽根のように浮き上がらせることができる人がいます。
立甲とはこの肩甲骨が浮き上がった状態、もしくは浮き上がらせること自体をいいます。
四足動物の背中を思い浮かべてもらえればよいです。
で、それを人間がやれてなんなの?と来ますよね。
当然です。
これをどう役立てるかというと、治療の際に使います。
私たち治療家が患者さんの体に触れるとき、どうしても腕の力に頼ったり、体重を乗せてしまいがちです。
私もそうでした。ていうか、そう先輩から教えられました。
腕力でやると腕が持たないから、体重をうまく乗せてやるんだ、と。
未熟な私は何の疑いもなくこれを実践して、うまくやれているつもりになっていました。
反省!!であります。
しかしとある先生の教えで、患者さんにもたれてはいけない、それでは患者さんの緊張がとれないよ、と。
(この先生の教えはこれだけではもちろんないんですが、また別の機会にでも・・・。)
でも患者さんに力を加えないことには治療できませんし、腕力に頼っていてはこちらの腕がいつかダメになってしまいます。
実際、指を使ってつまむ施術をしているとすぐに前腕が痛くなってきます。
半日ももちません。
そこでの体の使い方に必要になってくるのが立甲なんです。
で、どうやるのかというと、すみません、実は自分もまだ練習中でできていないんです。
やり方としては、四つん這いになって肩の外側に力を入れる感じ、だそうですが、これが難しい・・・。
すぐにできちゃう人もいるんですが、私は1か月練習してますが、まだできてません。
ちょっと心が折れそうですが、ワンランク上の治療家になるためには避けて通れない道だと思いますので、頑張ってものにします!!
山田接骨院、山田柔道所、東区車道
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